振り返る
自分の努力不足と怠慢、全てを人のせいにして自分の境遇に言い訳をし続けた人生をサラッと振り返ってみた。
父親から嫌われて暴力を散々喰らって一日中ビクビクしながら過ごしてきた小学校時代、少しでも調子に乗ると殴られるので顔色と機嫌を見ながら生活してました。
もちろん習い事も許されず唯一サッカークラブだけは許されるも試合など他の親御さんがみんな来ていても自分の両親だけは一度も来なかった。
みんなが成長と共に新調されるトレーニングウェアやスパイクも自分は入団時に揃えた一着のみで六年間過ごしスパイクに至ってはお古で親戚からもらった運動靴。
よっぽど興味がなかったか自分の実力がその程度のものだったのか。
ちなみに出来の良い妹は習い事もピアノ、水泳、学習塾、フリフリのお洋服と豪華なリカちゃんハウスを与えられ羨ましく思ってた。
でもまだその頃は自分の境遇にそれほど悲観はしていない。
中学生になり夫婦仲の悪化、母の実家に住むことになるが転校はせず片道一時間以上の通学。
もちろんお金もなく習い事や友人との娯楽はできず家事もある程度やらなければならなくなり学力が落ち勉強についていけなくなる。
祖父にも嫌われる。
天性の嫌われる才能があることに気づきはじめる
つづく