振り返って2
中学生も3年目に近づき何故か家族揃って暮らすことになる。
自分の受験のためだと言っていたが本当のところはわからない。
落ちた学力は戻らないながら行きたい学校があり受験したい旨を父に伝えるが拒否。
それならばと少しだけ人よりも上手くできる唯一の分野の専門の学校へ行きたいと言うがそれも拒否。
ならばと学費も安く済む公立の高等学校への受験を提案すると渋々了承されそれに向けて人生最初で最後の受験を経験できることになる。
その後無事合格するも授業後が毎月払われずその都度呼び出されるようになるがそれはまた後の話。
そもそも中学、高校の入学式、卒業式に両親の出席はなく写真等何ひとつ残っていない時点で気づけよって今なら思う。
その分愛する妹にお金をかけれたからその点はお前に感謝していると言われるしまつ。
そういえば妹は私学に通い行事ごとに学校に顔を出し何やら役員的なものまで張り切ってやっていたらしい。
足りない点数もあらゆるコネを使い合格させたと後に自慢していたほど。
それでも自分はグレることもできずどんどん内向的で被害妄想大爆発、どうせ僕なんかって人間にちゃんと育っていった。
そして高校生活も2年目になり何があったか知らされることもなく母が妹を連れてまた出ていった。
自分にまったく愛情のない父親との地獄の生活が始まることになる。
つづく