お空の向こうへ
最近、少年時代に憧れだったミュージシャンや夢中で見ていたスポーツ選手、家族団欒を支えてくれたテレビの中のヒーロー達がどんどんお空へ行ってしまいます。
自分の性格上とっても憂鬱な気分になりなかなか元気が出ません。
みんなを勇気づけるために歌っていた歌や作り込まれたお笑いもヒーロー本人がいなくなると口ずさむと涙が出そうになるし心の底から笑えなくなってしまいます。
自分がお空に行った時、そういうことが起こらないように誰の記憶にも残らず思い出されることもない生き方もありなんじゃないでしょうか。
自分のおかげでみんなを笑顔にできるような功績があるわけではないしみんなを熱狂の渦に巻き込んだ特大ホームランを打ったこともない
もちろんみんなが肩を組んで合唱できる歌を世に送り出すこともありえない。
その代わりに自分がいなくなって憂鬱な気分になってしまう人もいない。
普通に生きていても必ず誰かしらを傷つけ無意識に蹴落としてしまっていることはどうしても避けられない。
努力をしても報われるのはほんのひと握りでその他大勢は結局本人の知識として残るだけで何一つ世の中は変わらない。
必ず最後に愛は勝つ
大好きなミュージシャンが残した歌
今後も口ずさむたびにもうこの世界にいないことを思い出してしまって少し憂鬱になってしまう。
何かを残すことはそれはそれは素晴らしいことだしたくさんの人を勇気づけ背中を押すでしょう。
それでも誰の背中も押さず何ひとつ足跡を残さず人生を全うする生き方も同じくらい評価します
評価することすら忘れることがその生き方の正解だけどね。